最近ネットで、細田守監督の新作**『果てしなきスカーレット』が炎上している**という話題を見かけました。

理由としては「脚本が酷い」「声優の演技がイマイチ」という声が多いみたいです。正直、まだ僕は観ていないので作品そのものについては何とも言えません。
ただ、『竜とそばかすの姫』を観たときに感じたことを思い出しました。映像と歌は本当に圧巻だった。でも──正直シナリオが酷かった。映像表現は天才だと思うけれど、**脚本は向いていないんじゃないか?他の人に委託したら良い。**と、勝手ながら感じてしまいました。
そして今回の新作も、監督自身が脚本を担当していると聞いて「ああ…またか」と妙に納得してしまったのと、対して驚かなかった自分がいます。
◆声優問題:芸能人起用は“お金のため”なのか?
今回の炎上理由のひとつに、声優さんの演技力への批判もあるようです。
私は、プロ声優を起用したほうが作品の完成度は確実に上がり、結果として興行収入にもつながると思っています。
宣伝効果を狙って芸能人をキャスティングするケースは多いですが、実際は “話題性” が一時的に生まれるだけで、長期的に見ると作品の満足度や口コミの強さこそが収益に直結するはずです。
そう考えると、適性のない芸能人を起用するより、プロ声優やオーディションで選ばれた実力者に任せたほうが、むしろ作品の質が高まり、結果的には大きく儲かると思うんです。
アニメ映画は多くのクリエイター達が心血を注いで作り上げた結晶だから、その中に “声が合っていない人” がいるだけで世界観が崩れ、作品全体の評価まで揺らいでしまうのはクリエイターが可哀想です。
◆ 収録中に「ダメだ」と思っても降板は難しいの?
ふと思ったんですが、収録中に「うわ、この人…声も演技力も合ってないな…」と感じたら降板させられないのかな?…多分、契約書的に無理かな。スケジュール・宣伝・スポンサーの事情も絡むだろうし。
でも、やっぱり作品の最大の魅力を殺してしまうようなキャスティングは、誰も得しないと思うんですよね…。
◆ まとめ:脚本とキャスティングは作品の命
世界観や映像レベルは高いのに、脚本が残念だとすべてが台無し。もったいない。キャスティングについても、作品づくりに本気で向き合うなら、脚本家と声優は専門のプロもしくはオーディションで起用するほうが絶対良いと素人ながら思っています。
もちろん、まだ『果てしなきスカーレット』を観ていないので、実際に観たらまた感想が変わるかもしれませんけどね。
いずれにせよ、アニメ映画は一人の監督だけでなく、たくさんの人たちの努力の上に成り立っている作品。その魅力が伝わる形で世に出てほしいものです。

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